うまくいかない・・・

そんな切り札をつかうなんて・・・

ある不登校の子のお母さんのことを少し書きます。
不登校の裏には、こういう現実もあるんだということを書きます。
子供が気付いているけれど、お母さんに蓋をされている現実があるということを書きます。

外側にある問題

学校に行かなくなった。学校で、いじめがあるようだ。
部活の先生の指導がひどくて子供は傷ついている。
次々と子供の外側に問題が表れた。
外側での問題はそうでもないもので、先生の協力のもとどんどん解決していった。
親が大騒ぎするほどのことでもなかったのだ。
外側の問題が沈静化していくけれど、子供は依然として子供は学校に行かなかった。
お母さんは、だんだん心配になっていった。
今度は、自分以外の家族に問題があると騒ぎ始めた。次は家の中から、芋づる式に問題が露呈した。
例えば、同居のおばあちゃんとの折り合いが悪くて、おばあちゃんが子供のやる気をなくすことをいうと涙で訴えている。兄弟での喧嘩が絶えないとか、旦那さんがダメな人だとか、節制できなくて、たばこを吸うことまで子供の不登校に影響しているという。

・・・・
「ところで、夜勤明けなのはわかるけど、なんで家に帰らないの? 今なら、子供が起き出してくる頃でしょ?お昼ご飯作ってあげたら?」

秋川牧園 リコッタプリン

「・・・・お母さんがいるから。」
と、また、延々と、家の不満をだらだらと話していた。
そうか、これか。となんとなく謎が解けていく感触があった。
不登校の子のことなんて頭にないんだ。学校の手前、世間の手前、自分はどう対応したらいいのか?と混乱しているのだ。
次は、自分がどれだけ仕事が大変で自分がどれだけ苦労しているのかと・・・いう話。
「足を引きずりながら、それでも、仕事を頑張っているの、毎日痛み止めを飲んで頑張っているの。」と、涙を流すのだ。



お母さんが気付かない問題

「・・・だから、私、もう限界なの。旦那も何もしてくれないの。お母さんは、手抜きばかりで本当に最低なのよ。お金も、本当に毎月ギリギリだし。」
と・・・・いっているけど、そうなのかなぁ。

私に見せている。ネイル。昨日は、美容院で腰まで長い髪ににきれいにカールをかけてきたよね。先週は・・・コスメのひと揃え買ったって言ってたよね。私にラインしてきている。貴金属のお店に入り浸りになっているよね。ローンで買ったとSNSで出していたよね。
それじゃあ、お金なくなるわけだよね・・・
本当に時間がないの?と・・・思ってしまう。
・・・・夜勤あけ。
子供は、家にいる。学校に行けなくて苦しくて、お腹が痛いと言って今日も休んだでしょ。帰らなくていいの?・・・と、私の心の声が言っている。
いじめにあったというけれど・・・よく聞くと、ふざけて、給食に辛子をひと瓶振り入れてしまったという。先生の暴言が辛くて学校に行けなかったというけれど、先生が怒るの当然だよな・・・と思う。先生の暴言より、辛子混入した子供がどんな状況なのかよく見つめる必要があったであろう。不登校になる前から、ずいぶん前から、不穏な兆候はあったのだ。
お母さんが完全に被害者なのだ。
そして、子供が不登校になった時から、お母さん劇場が始まっているのだ。

「とにかく家に帰って、子供のためにご飯作ってあげてね。」と、私が言えるのは、その程度なのだ。一週間後に連絡が来た。

暴れる子供

子供が、フライパンをもって家で大暴れしたらしい。その時のラインがこのような文だ。
「どうしよう、息子が家で大暴れしている。フライパンで家の中ぶっ叩いている。」
「・・・今も?」
「今は、外に出ていった。」
「大丈夫?」
「もう、私限界・・・」
「急に、何もなくて、大暴れしたの?」
・・・・「学校の話をしただけなのに怒りだしてしまったの。」
都合の悪いことは、伏せるのだ。子供がどのくらい酷いことをするのかを伝えてきている。でも、自分の発言がどれだけ子供を傷つけたのか理解していない。

ひとって、そういう生き物なのだ。

それから、3日ぶりにまた、連絡がきた。
学校に行こうとすると、お腹が痛くなるから、車で二時間近くかかる病院に入院させるとのことだった。子供は、病気のせいで学校に行けなかったという不登校の原因を病気にしたのだ。かかりつけのお医者さんが紹介状を書いてくれた。本人に言わないで、病院に連れていくとあった。専門の先生にお願いして入院させることにしたから。とのことだ。お母さんの仕事に支障をきたすから、面会しなくていい病院に紹介状を書いてもらったという。先生は、お母さんは仕事をしなさいと言ったから、私、腹をくくって子供を入院させるの。と、いっていた。

何か違和感満載の決着だ。

病院を否定していないけれど、入院するような病気じゃないのに、二時間も遠い病院に入院させてしまうのだろうか?かかりつけの先生は、きっと、いろんな意味で他を紹介されたのだと思う。むしろ、かかりつけの先生が、紹介状を書かれたという背景が何となくわかる。今の家にいるより、安全で休めるのではと思う。環境を整えてあげるのが先決だ。
そうか。そうだよな。とも思う。
ご飯を作る時間がないわけではない。

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15分、そばにいてあげる時間がないわけでもない。
朝、起こしてあげて、夜眠れるように気を配ることが出来ないほど忙しいわけじゃない。
不登校は、病気なのだろうか?
本人は、入院を望んでいるのだろうか?

お母さんは、入院すれば学校に戻れると思っている。家庭の問題というより、お母さんの問題を棚上げしてどういう解決をするのだろうか?こういう、入院ってどんな効果があるのだろうか?私は、専門家ではないのでわからないけれど、お母さん業としての立場からいうと、違和感満載である。何で、子供を守ってあげないの? 不安で怖いなら子供を抱きしめて泣いたらいいじゃない。どうしようどうしようと子供と一緒に狼狽えながら毎日を過ごせばいい。人生を一緒に困って一緒に探せばいいと思う。答えは出ないけれど、お母さんはずっと寄り添ってくれたという時間があれば、きっと子供は成長していけると思う。

病院には、不登校の子を根本から治せる薬はない。看護師さんがどんなに優しくても、その子のお母さんになれるわけではない。こんな切り札を早々にきってしまうお母さんを残念に思う。病気のせいで学校に行けなかったという言葉に変換されている限り、ずっと、子供に原因があるのだ。

子供が愛おしいとか、お母さんがどんなに子供のために苦労しているのかと話してくれるけれど・・・自分はやれることをやっているのだ。自分はとにかく被害者なのだ。と言っているけれど。
子供の靴もう、小さくてかかとを踏んでいるよぉ。お母さんの鞄は新しい。

きっと、行先行先で、そういう話をしているのであろう。学校でも、かかりつけの病院でも・・・弱々しい健気な母親を見せているのだ。その勢いで、早々に切り札を使ってしまったように思う。

病気じゃないのに、病名をつけて不登校に決着をつけようとしている。
それも、毎日会うことも出来ないような所に子供をいれてしまうのだ。
専門の先生がみてくれるから安心だ。と言っていた。心配って、子供の心配じゃないじゃん。自分の立場の心配じゃん。閉鎖的な田舎での噂になる前に、今の自分の立場を絶対に変えないために、手を打ったんだなぁ。としか思えない。子供を守らず、自分を守ったのだと思う。でも、今、自分を守るときではないのではと・・・思う。
不登校は病気じゃないし、不登校をしているのは子供の責任じゃないよな・・・と。思う。
自分のことはわからないんだろうな。都合の悪いことをいう人を遠ざけながら、あちこちで、私困っています。といいながら出歩いている。
答えは、ネイルサロンにはない。

子供が具合悪いと、自分はもっと具合が悪いとアピールをする。子供の話の確信に触れそうになると、なぜか、家族がどれだけ酷い状況なのかを説明する。かかりつけの先生も、お手上げだったのだろうとも、思う。

 

まとめ

実際に社会問題にされ、教育のせいだとか、学校が悪いとか先生のせいだとか・・・一理あるが、不登校でこういう対応をする親がいるというのも現実の話なのだ。夜勤明けに、ネイルサロンに行かないで、子供と一緒にお昼ご飯を食べてほしい。こういう現実を知ると、自分は本当に無力だと感じる。

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