アドラー トラウマを否定せよ!

 

アドラー トラウマを否定せよ【嫌われる勇気 第一夜より】

・トラウマが原因であなたの人生が低迷しているわけではない。
・引きこもりであることも、自分自身が選択して引きこもっている。
・引きこもる理由をトラウマに見出している。
・不幸は、あなたが決めていること。
・すべては、あなたが決めた人生である。
・トラウマは存在しない。

簡単に述べるとこう言い切っている。かなり激しい極論のように感じる。
数年前の私は、これらのことがインパクトがありすぎてアドラーを拒絶してしまったのだ。
今でも、やはり反発するところ、抵抗はある。
この章節を読み超えると、大きな案外と緩やかな海原が待っていてくれるので、何とかここを読み取ってほしい。

100文字以内で要約すると、こう解釈した。
性格・気質をライフスタイルと呼ぶ。ここには人生観、世界観も含まれる。このライフスタイルは決して先天的なものではなく、自分で再び選びなおすことができる。勇気をもって、今、ここに生きる選択をしなさい。

と、なる。

ここが本当に難しい。で、最近気付いたのだけれども内容が難しいのではなく、受け入れ難いか、受け入れやすいか・・・なのだ。受け入れ難いのは、自分の中に今までなかった新しいものだからだ。閉鎖的な街の学校に都会チックな転校生がきたときのような感覚に似ている。料理でいうと食べたことがないから、嫌いなのとも似ている。

では、この誤解されやすいところをどのように表現すると伝わるだろうか。と考えてみました。その消化材料としてこのお話しを読んでみて下さい。

くさりでつながれたゾウさんのお話し

ゾウさんは子ゾウの時から、くさりでつないで飼育すると、大きく成長してからもくさりでつながれた範囲で生活するのです。くさりは小さい時のくさりのまま強化してなくとも、くさりを切り逃げることはありません。成長したぞうには実は、簡単にふり切る力があるのに。
くさりをふり切り逃げることができるのに、逃げないゾウさんのお話しです。トラウマはゾウさんにとって小さい時からの、くさりなのです。成長したゾウさんは、いつだってくさりを切ることができる。その力を充分に備えている。それなのに、くさりを切ることができないともうあきらめてしまっているのです。この現象は往々にして人間社会でもあることですね。

トラウマがあるなら、そこを抜けてきなさい。そのトラウマ、ゾウさんのくさりを断ち切らないのはあなたが選択しているのです。自分の力、勇気に気づきなさい。もう、とっくに切れてしまっているくさり、そのくさりにしがみついて自分を憐れんではいけません。自由になりなさい。くさりを選んでいる自分に気づきなさい。
と。いうことかな。
確かに、自由になれなかったくさりのことをどれだけ振り返ったところで、未来の生産性にはつながらない。くさりの強度などを分析したところで、あなたのトラウマが癒えるわけではない。

なぜ、アドラーはトラウマの存在を認めようとしないのか忖度してみた

過去がどうであれ、あなたは、不幸であることをあなたが選択していると言い切ってしまうアドラーの激しさはなんのだろうと、わたしなりに考えてみた。
これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない。
と、この言葉から深くアドラーの厳しくも大きく包みこむ愛を感じないでしょうか。
いってみれば、それだけ人間の強さ、偉大さを誰よりも信じている。きっと、トラウマの脅威を誰よりも研究したはずだし、知っているのだ。それでもなお、、トラウマに囚われる風潮を一掃したかったのではないか。そのくらいのきっぱりさがないと大勢を導くことはできない。ともすると、人は安易なトラウマに逃げたくなることを重々承知の上だ。トラウマなんて存在しないと言い切ることで、そのくらいのきっぱりさがないと導けないと考えたのではと思う。世の非難覚悟のうえで矢面に立ったのかと思うと、痛くしんみりするものがある。
お化けはいるけれど、いないと誰かが言い切らないことには、誰もこの押し入れの引き戸を開けれない。家族でいうお父さん的な役割に徹したのではなかろうか。
『人は、トラウマなんかで遮られるような柔な存在ではない。あなたは、そんなつまらないことで自由を奪われるような存在ではない。信じているよ。恐れるな。』
わたしも、こんな言葉父から聞きたかったなぁ~
アドラーのメッセージが、一人にでもたくさんの人に伝わるためには、必要な激しさと揺るぎなさが必要だったのだと考えた。切り捨てのようにみえて、アドラーは全部を救われることを願っていたと思える。誰よりも、人間の未知なる可能性を信じていたはずだ。だからこそ、トラウマなんて存在しないと言い切ってくれたのだ。

 

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