アドラー すべての悩みは対人関係【嫌われる勇気 第二夜より】

 

敵か?仲間か?

そもそも、自分を取り巻く世界をあなたはどう見ていますか?
どんなに近い人も、他者になります。他者の集団は社会です。家族だったり、学校だったり、職場だったりします。
そんな質問の答えはこんな感じかな。
一般的には、「敵もいるし、味方という仲間もいるよね~仲間が多いか少ないかもすごく重要だよね~敵といわないまでも、遠く離しておきたい人もいるし~本当は苦手な人だけど、あの人と仲良くしていないと不利だから付き合っているし~まじ、人間関係面倒だよね~」
仕事では、利害が絡みあって敵とどう向き合うかを教えてくれる高いセミナーまであるし・・・敵には足をすくわれるからぼんやりしていてはいけない。ビジネスは油断ならぬ足の引っ張りあいだ。騙されないために、人とどう用心して関係をつくるかが重要。とか。
世の中は、競争の場だから、勝たなければ意味がない。って日々何かと戦っている的な。
勝つためには、敵を知らなければいけない。そういうのビジネスではマーケティングという。
って・・・そんな声なき声が聞こえる世の中。
勝つ人がいるってことは、負ける人もいるんだよね。負ける人は、やり方や努力が足りなかったからなんだよ。もっと頑張ってみたら~
で、負けた人は、もう頑張れないところまで頑張ってみるけれど、世間の標準値に到達できなくて自分を落伍者に感じる。「こんな自分をどう好きになるんですか?こんな自分にどう自信をつけるのでしょう?」と嘆く。
子どもの成績は偏差値で管理して、大人になると年収で社会の順位がつく。不登校、引きこもりは負けの人生だ。同情はするけれど、負けでしょう。的な・・・常識が世の中では共有されている。
世の中は、競争に勝つことでしか幸福はない。的な・・・空気が流れている。
道徳的に、倫理的に、面倒を避けて人は大きな声では言わないけれど、世の中は、こんな見かた捉え方をしている人は数知れない。
そんな大勢多数の常識を覆し、他者は仲間だ。と・・・アドラーさんは言い切っている。仲間だから、競争をする必要がない。人と競争するから苦しくなるんだ。と・・・

私、最近知ったのですが・・・

確かにそうじゃない人たち(競争をしない人)は少数派ですがいるんです。実は、本当に幸せな人はこういう常識から遠く離れたところで、仙人のように静かに豊かに暮らしているという事実があって競争のない世界にいるんです。ブルーオーシャンに生きているから、レッドオーシャンで生きている人たちには見えないことになっているようです。

人生の嘘に生きていることに気づくべし

対人関係を人生のタスク(人生の課題)と呼ぶ。

人生のタスク ①仕事のタスク・・・職場、仕事
②交友のタスク・・・学校、近隣、友人
③愛のタスク・・・・親子(くさり)、家族、恋愛(赤い糸)

人生のタスクとは、字のごとく人生の課題なので、基本的には人生のタスクから逃げてはいけないとある。特に、親子(くさりのように頑強なつながり)は、いずれ自分から断ちきることがあるかもしれないが、安易に回避できるものではない。
仕事のタスクや交友のタスクには、劣等感を克服することでずいぶん整理される。その劣等感は、不必要な競争から生まれている。他者といかなる時も競争する必要がないと言い切る。
劣等感は、競争から作られている虚像に過ぎない
アドラーさんは、相変わらず、激しいよなぁ~
常識的な競争意識は、空気の中に溶けこむように存在しているのだが、この競争意識は不純物に過ぎないと読んだ。
では、どう生きるのか?
平らかに自分の道を歩きなさい。
敵はいない、あなた以外の他者はすべて仲間ととらえる。
仲間しかいない。というまたしても極論をどう消化するのかというと次の章の、課題の分離で具体的になっていく。嫌われる勇気とタイトルが一人歩きして変なイメージに捉えられがちであるが、背景は、平和で豊かなものを目指していることを誤解しないで進めていきたい。

敵のいない世の中なんて~
みんな仲間だなんて~
競争しなくていいだなんて~ねぇ~
理想だよね~

って、諦めるまえに周りは変わらなくても、自分が他者は仲間だと捉えるだけでいいのだ。簡単ではないができるはずだ。だって、幼稚園に行くと、子どもたちにとってみんなが仲間なのだ。かつての私たちもあの頃、敵はいなっかた。敵という存在を知らないのだ。幼い子どもたちから学ぶことがたくさんある。
みんな仲間ならば敵は存在しないし、協力はあっても競争はない。こんなシンプルなことなんだけれど、浸透しがたい。実践を通して達成感を味わって時間をかけていくしかない。

引きこもる子に、見えている世界

引きこもる子には、敵がたくさんだ。部屋から一歩外に出ると、家族も学校もすべてが敵なのだ。でも、この子がアドラーを知った時に、敵は存在しないから外に出ない理由がなくなるのだ。ましてや、みんな仲間であるなら外に出てためらうことなく『おはよう』が言えるようになる。そういう理論だ。ハッピーにしかならないストーリーに仕上がる。でも、現実はどうだろう。やはり、それでも敵はいるのだ。部屋の外には、ぞっとするような家族のしがらみがあり、聞きたくもない小言が降ってくる。学校に行けば、もうついていけない授業と友人の輪。自分の居場所なんてどこにもない。身の置きどころのない自分に敵はいない、みんな仲間なんて呑み込めるはずがない。
こういう矛盾めいた心の声にアドラーを封印したくなる。
ここを通過しなければ修得できないじれったさを、アドラーは勇気の心理学と述べている。
引きこもりの子に戻すと、まずは、部屋を出て顔を洗い仲間の家族におはようという。今日できることをしよう。勇気って、そういうことだ。

 

 

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